



学科長 朝倉充彦
人間は、子どもから成長し、大人になり、やがて老いていくという一生のライフサイクルの中で、まさに変化・発達する存在です。人間発達学科は、心理学・教育学を中心に多彩な学問をとおして、変化・発達する存在としての人間を理解し支援する術を学べる学科です。
人間発達学科は、1996(平成8)年に仙台白百合女子大学人間学部が創設された時にスタートしました。その後、保育士養成課程・幼稚園教諭課程を加え、2007(平成19)年度に発達科学専攻と子ども発達専攻の二専攻を設置しました。そして、2012(平成24)年度から、発達科学専攻は心理発達専攻に名称を変更し、心理学を中心に人間の発達について学ぶ専攻に生まれ変わります。近年、人の心についての関心はますます高まっています。心理発達専攻はこの社会的な要望に応える専攻だと自負しています。他方、子ども発達専攻は、人間の全生涯の中でも子ども期を中心に、子どもの理解と支援を考える専攻です。両専攻とも、発達する存在としての人間を、その全存在、全生活を含めて捉えようという発想は共通しています。
今日、子どもにとっても、大人にとっても、自由で幸福な生活が保障されているわけではありません。それぞれの世代における固有の問題を抱えています。その問題の構造を明らかにし、その問題の解決の方途を探っていくことが、人間発達学科の使命と考えています。この学科での学びは、これまでの自分とこれからの自分を考えるための力を提供することと信じています。
教育研究上の目的
人間発達学科は、本学の教育理念であるキリスト教の愛の教えに基づき、心理学・教育学・社会学等からのアプローチによって乳幼児期から老年期に至る人間の発達を探究し、他者を理解・支援・援助する能力と知識を持つ、社会に貢献する人材を育成することを目的とする。
人間発達学科は、人間の発達の『理解』と『援助』を目指し、研究と教育を行っています。そのために、さまざまな学問分野の教員が、人間の発達を多角的に研究しながら、学生のみなさんの学びをサポートしています。
人間の生涯をトータルに眺める広い視点を養う
あなたがこの世に生まれてから、これまでどのように人生を歩んできたでしょうか。今現在のあなたはどうでしょうか。そして、これからあなたはどのように歩んでいくのでしょうか。人間発達学科では、このような人間が生まれてから死ぬまでの「こころや講堂の変化の過程」を学びます。
人間発達学科には、心理学、教育学、社会学、情報文化・児童文化の教員がそろっており、さまざまな角度から、人間の発達を学び、考えることが可能です。そして、それを総合的に理解するための教育プログラムが組まれています。
人間発達学科で学んだ学生は、人間が関わる社会のさまざまな分野で活躍することが期待されます。心理の現場、教育の現場、保育の現場、福祉の現場、医療の現場はもちろんのこと、一般企業や官公庁においても、「人間」と接し、「人間」とかかわり合い、「人間」を助けるという点では、人間発達学科で学び研究したことが、大いに役立つはずです。