


健康づくりと栄養改善の担い手を養成

私たちの周りには多様な食品があふれています。簡略化された現代の食スタイルは、偏食に陥りやすい食環境をも作りだしてしまいました。肥満や糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の増加は飽食の時代の産物と言えるのではないでしょうか。子どもたちの偏った食生活を正すには食教育が大切です。高齢社会を迎える中で、人びとの健康志向がますます強まることでしょう。乳幼児期から老年期に至るまで、人のライフステージに応じた適切な食教育を行い、正しい食習慣を身につけることが、これからの日本人の健康寿命を維持するうえで重要です。このように栄養士への社会的ニーズは年々多様化しています。より高度な専門家として、管理栄養士にもますます期待が高まっています。人の健康や生命に関わる専門家として、知識と技術を磨きキャリアを積んでほしいと願っています。
管理栄養専攻を卒業すると栄養士の資格を取得できます。さらに本専攻は、管理栄養士の養成施設に指定されていますので、卒業と同時に管理栄養士国家試験受験資格を取得できます。管理栄養士の資格を取得すると活躍する場が大きく広がります。本学の特色あるカリキュラムで学び、福祉施設で働く福祉栄養士、疾病に関する栄養を管理する病院栄養士、地域住民の健康を指導する行政栄養士、子どもたちの食教育を援助する学校栄養士、さらには栄養教諭など、栄養士の活躍できる場を広げるのはあなたです。優しい感性と豊かな人間性をもって「健康日本21」にかかげる目標達成のために貢献してください。
※2010年度以降の食物学専攻の募集はありません。
生活者の視点に立った「食」の専門家を育成


「食」に関わる分野は人間の「健康と栄養」に多方面から深く影響をおよぼします。食物学専攻では「食」をとりまく現代社会の多彩な問題に対し、自然科学を基盤に人文・社会科学の視点も取りいれて、「食物学」を幅広く学べる自由度の高い教育システムを展開します。また、人間生活・社会との関わりまで視野を広げ、食と文化、食産業界のフードシステムや安全性、ホスピタリティの演出など、「食」について総括的に考えて、人々のサポートができる人材を養成したいと考えています。
マスメディアによる食情報の氾濫、輸入食材の増加、環境問題、安全性の問題など、私たちの周りには多くの問題があります。消費者は多様な食品を目の前にして、食品の選択基準で悩むほど、食の安全・安心を求める高い意識を持っています。このような状況をうけて、消費者サイドに立ちながら豊富な知識と技能をもって、「食」に関する的確な情報提供のできる専門家も必要とされています。食物学専攻では、消費者センターやホテル、レストラン、デパート、スーパーなどのサービス産業において必要とされる人材として、食品や栄養、食文化に関して深く学んだ専門知識を生かしながら、安全で、豊かな「食」を総合的にコーディネートする専門職「フードスペシャリスト」の育成をめざします。4年間で身につけた「食」の知識は、あなたの生活の質向上や家族の健康を考える日常の場面で必ず生かされるでしょう。本専攻は、食品産業界や新ビジネスへの参加など日本の食環境をよりよく整える担い手として貢献する人材の育成を目的とします。
※食物学専攻では栄養士・管理栄養士国家試験受験資格は取得できません。