
最近、マスコミなどにおいて「中国脅威論」とでも呼べる言論が目立つようになってきました。人件費が日本と比べて格段に安く、しかも巨大な国内市場をかかえる中国に、技術開発力が備わったとき、日本はどうなってしまうのかを心配したものです。しかしそのような心配は、中国に対する正しい知識を基にしたものではありません。この授業では中国の真の姿を正確にとらえることができるようになるため、中国の社会と文化に多大な影響を及ぼした儒教にスポットを当てながら、古代から現代に至るまでの歴代王朝を概観する予定です。例えば中国の古代文明、秦漢の統一、三国志の世界、南北朝時代、隋と唐などがとりあげられます。歴史への理解をふまえた上で、文化的にも日本と深いつながりをもったこの巨大隣国と、日本人がどのように付き合ったらよいのか、どのように共同で未来を切り拓いていったらよいのかを考察していきます。