国際教養現地実習は、休暇期間中の2~3週間、大学で語学研修を受けながら近郊でホームスティをして過ごす研修旅行です。出発前に事前研修を受け、帰国後にレポートを提出することにより、単位が認められる正式科目です。
2004・2005年度は、米国カリフォルニア州にあるカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)で実施され、2006年度は、オーストラリア・ブリスベンのオーストラリアン・カトリック大学(ACU)で行われました。2007年度は、カナダ・ヴィクトリア大学(UVIC)で実施されました。
午前中に英語教授法の修士号を持つ現地教員による英語の授業、午後には比較文化論などの講義を受けたほか、毎日のようにエクスカーションが実施されるなど多彩な内容でした。
当初は大学の授業やホストファミリー宅で英語による意思疎通に苦労した学生もすぐに慣れて、現地の先生や家族と親交を深めることができ、有意義な体験ができたと好評です。
今年度の内容
シンガポール国立大学語学研修(2008年)
報告
第5回国際教養現地実習『シンガポール国立大学(NUS)語学研修』報告
団長 遊佐重樹
この度、第5回「国際教養現地実習」がアジアの英語圏シンガポールで2009年2月15日から27日までの日程で実施されました。
シンガポールは独立からまだ40数年の若い国ですが、アジア有数の近代国家に成長しています。多民族国家をまとめるために英語を公用語の1つに規定し(公用語は4言語)、国の短い歴史の中で、瞬く間に英語社会を作り上げました。そのため、シンガポールの英語教育のメソッドには定評があり、本学学生にも同じ教授法によるプログラムが組まれました。その英語研修の舞台は、シンガポールの名門大学「シンガポール国立大学 NUS」。ケンブリッジ大学で英語教授法を学んだ先生による、とてもユニークな指導法でした。音韻論・音声学の専門家ということもあり、発音指導の方法は特に興味深く、参加した学生達も、すぐに英語発音のコツを会得したようです。異文化や夢など、若者が関心のあるテーマで会話が行われ、学生達は、最初は口から思うように単語が出てこなかったものの、先生の適切なサポートによって徐々に話すことにも慣れていきました。
特筆すべきは、全員、無遅刻、無欠席で臨んだのはもちろんのこと、日を追って益々積極的に授業に取り組んだことです。NUSでは今回参加した本学学生の礼儀正しさが評判となり、ディレクターも感激のあまり最終日の修了証書授与式の際に、全員に豪華な昼食をご用意くださったほどでした。
毎日午後には、様々なアクティビティーが用意されていました。中でも、最新の設備を誇る国立図書館やニューウォーターと呼ばれる水処理施設、水耕栽培の研究施設訪問はとりわけ印象的だったと学生達は語っていました。他にもラッフルズホテルでのハイティーの体験や隣国マレーシア訪問など、「全てが期待と予想をはるかに越える素晴らしい内容」と大満足の様子でした。
大学指定の宿舎YMCAには、世界各国からの滞在者がおり、学生達はラウンジ等で様々な年齢層、国籍の方々と交流を楽しみました。英語が世界の共通語であることを強く認識したようです。
2月でありながら気温35℃、毎日夕方にはスコールと南国特有の気候でしたが、幸い病気や怪我もなく、滞りなく全行程を終えて、旅行団は皆元気に2月27日、帰国しました。
今回の研修旅行はアジアの英語圏で実施したことに意義がありました。多民族国家が織りなす様々な文化に触れ、私たちと共通するアジアの価値観を持つ国と感じる一方で、シンガポールは英語圏であるという大きな違いを目の当りにし、学生達は大いに感ずるものがあったようです。これを機に、参加した学生達の視野は広がり、シンガポールや英語についての興味は、今後さらに深まっていくものと思います。



過去の企画一覧
カナダ・ヴィクトリア大学プログラム(2007年)
オーストラリアン・カトリック大学プログラム(2006年)
カリフォルニア大学リバーサイド校(2005年)
カリフォルニア大学リバーサイド校(2004年)
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